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産地レポート

YR郷ひびき

  • 耐病性に優れ耐暑性があり、播種後60日程度で根長36~37cm・根径8~9cmとなる、肥大性に優れた尻づまりの良い青首総太り大根です。
  • 生育は旺盛で草姿は立性、葉色は濃い品種です。青首部は10~15cm位で鮮緑色、肌は純白で滑らか、外観品質・揃いともに非常に良いです。
  • 肉質は緻密で、肉色は白く青肉になりません。ス入りは遅く、生理障害にも強いです。

福井県坂井市(浜四郷地区)

福井県の北部、坂井市から福井市にかけて広がる三里浜砂丘地帯の中にあり、らっきょう、大根、小蕪、スイカ、メロン等の栽培が盛んです。
特に大根については海岸の砂浜に近い土壌条件で栽培が行われており、キメの細かいみずみずしい大根が生産されています。播種は8月中旬から始まりますが、郷ひびきは記録的な猛暑であった昨年でも赤芯や黒芯といった生理障害の発生がなく、肌が美しくテリがあり、毛穴も浅いとのことで市場評価も上々でした。

神奈川県三浦市

三浦半島の最南端にあり、温暖な気候条件を生かした大根の栽培が盛んで、11月~月が出荷期になります。その中で郷ひびきは一番早い9月上旬播種、11月収穫で導入されています。この作型では播種期がまだ高温ということで軟腐病の発生が多く、これに強いかどうかが問題になります。その点、郷ひびきは軟腐病に安定して強く、尻づまりのよい形状、揃いのよさ、肌の美しさ等を評価され、導入していただいています。

和歌山県和歌山市(布引地区)

和歌山市の南西部に位置し、温暖な気候と和歌浦湾の沖積砂地で育てられた大根は約110haの面積を利用して主に京阪神市場に出荷されています。当産地の大根は、肌の綺麗さや肉質の良さで非常に高い評価を得られています。播種は9月上旬から始まり10月の上旬まで、収穫は11月上旬から2月まで行われます。特に9月上旬播種に於いては温度的には暑い時期での播種の為、収穫時の生理障害や肥大性などが心配される中、『YR郷ひびき』は9月上旬~中旬の播種期での耐暑性や揃い、形状、太りの良さなどが評価され導入されています。
丸種株式会社
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